★意外と知らない!? カラーリングと白髪染めの違いって??★
最近、私を悩ます白いヤツ!
気がつけば、ちょっと増えたかも、、、。
あー、気になる。
こんにちは。西荻窪美容室ROSSO店長西澤です。
自分では、20代と何にも変わってないもん!!と不規則な生活習慣を
続けていたらじわりじわりと忍び寄る身体の老い、、、。
疲れが抜けないし、慢性的な睡眠不足。
少しの食事制限で減っていたはずの体重も、なかなか減らないー。
おまけに、人間ドックの主治医の”もう若くないんですからね”の一言。
はいはい、わかりました。
『自覚します。もう、私、若くありません!!』
でも、でも、でも、
10歳なんて高望みはしないので、せめて5歳ぐらいは若く見られたいー。
美容師だし。
せめて、この白いヤツがいなければ、、、。やっぱりヒゲを剃ろう、、、。
ヒゲに混じりはじめた白髪を、まだまだ認められない今日この頃です。
お客様から、
「そろそろ”白髪染め”に変えた方がいいんですかね?」
とご質問を頂くことがあります。
美容師にとっては当たり前の認識でも、
お客様にはちょっと分かりずらい美容師の世界。
誤解を恐れずに、大胆に言えば
カラーリングと白髪染めはおんなじなんです!!
いつも使っているカラー剤に白い小悪魔をやっつける薬を調合(混ぜる)だけなんです。
白い小悪魔の数によって、明るくすると目立つので一般的な市販のカラー剤は暗めが多い
白髪染め=暗くする は間違い!
白髪染め=暗くするというイメージを持てれる方が多いと思いますがそれだけではないんです。
もちろん、暗い方がより目立ちづらいですが、明るめのカラーリングを楽しみながら
白い小悪魔をやんわりと馴染ませて、明るめなカラーリングだって出来るんです!
いつものサロンワークでやっているカラーの事をちょっと詳しく。
膨大な経験と、検証データーからカラー剤の配合を決めます。
(↓AVEDAカラーの色見本)この表が頭の中に入ってます。
色が染まる行程(ざっくりのイメージ)
- 1剤と2剤を混ぜて髪に塗布。
- キューティクルをアルカリ剤(アンモニア等)がこじ開ける。
- 髪の本来の黒(メラニン色素)を分解しながら、髪の内部で色が発色する。白い小悪魔もこの時染まる。
カラー剤の選び方(美容師の頭の中)
- イメージする髪の明るさ(トーン)と、今の髪の明るさを照らし合せてカラー剤の明るくするパワーを決める。
- イメージする髪の色味と、今の髪の色味を照らし合わせてカラー剤の色味を決める。
- 白い小悪魔がいれば、やっつける色味の量を決める。
- 髪のダメージに合わせて2剤のパワーを決める。
(↓膨大な色とトーンの組み合わせ)
(↓こちらが1剤)
(↓こちらが2剤)
(↓この色味が白い小悪魔をやっつけてくれる頼もしいヤツです)
ちなみに、ROSSOではAVEDAの他にも、4社以上のカラー剤を取り扱っています。
こんなに多くのカラーメーカーを使っている美容室も珍しいみたいですよ。
「この色味は、このメーカーの方が得意!」とか、かなりマニアックな知識と、検証で
より良いカラーリングをお客様に提供しています。
最近の僕の旬なカラー剤の配合は
「10Nに、ライトのBGR 2割、ライトのBB2割、ダークのNNも1割。4.5%」
10N:L-B/GR:L-B/B = 10:2:1
綺麗な透明感のある寒色系の色味が出るんです。
マニアックですみません・ 笑。
春夏はちょっぴり髪色を明るくして、白い小悪魔とも仲良く
マイナス5歳の艶髪で楽しんじゃいましょう〜。