『コレにしてください!』とロングヘアのイメージ写真を持ってくる人はほとんどいない!?
ロングヘア。
女性の美の象徴ともいえるロングヘア。女性なら誰しもサラサラでツヤツヤのロングヘアを夢見るはずです。アーティストでいえば去年引退した『安室奈美恵』とか、女優でいえば『仲間由紀恵』とかがパッと頭に浮かぶロングヘアのイメージでしょうか。
ふと、自分のお客様の事を考えていた時に気づいた事。。。
「コレにしてください」とロングヘアのイメージ写真を持ってくる人はいない。
ロングヘアの方が「このカラーに染めてください」「このパーマをかけてください」は全然ありますが、カットのデザインとして「このロングヘアにしてください」っていうオーダーはほとんど無いですね。
↑こういうカラーのオーダーは山ほどあります。
↑インナーカラーもやりたいという方は多いですね。
ただ、「カット」というデザインとしてロングヘアのイメージ写真を持ってくる事は本当に無いです。
理由は割とシンプルな事。
ロングヘアは雰囲気重視だから
例えば先ほど例に挙げた『安室奈美恵』↓
ぶっちゃけ言ってしまえばこういう『安室奈美恵ヘア』は、、、
伸びればなる!
ロングヘアは正直カタチがあるようで無い。カットする美容師としてカタチが無いとも言えないんですが、ロングヘアをカットする際に1番心がけている事は「鏡を見て今カットしているロングヘアがお客様をいい雰囲気に演出してくれているかどうか」!
要するに、、、
肩から上のボブ.ショートボブ.ショートといった短めのデザインというのはカタチがはっきりしています。「アゴくらいの長さで〜…」「眉毛の上くらいで〜」とか、お客様に明確なイメージがあるのでイメージ写真をもってきます。ただ、ロングヘアって特に「コレくらいの〜」みたいにお客様側から美容師に細かく伝える事って少ないんですよね。ざっくり「安室奈美恵さんみたいにしたいです」とだけ伝えればOK。それがロングヘア。イメージ写真って特に必要無いんです。
※パーマとかカラーをガラッと変える際は必要ですけどね。
どっちかというとロングヘアの場合はケアが大事ですね。普段使うシャンプー、コンディショナー。お風呂上がりの流さないトリートメント。スタイリング剤。これらを上手く使用していかにツヤのある綺麗なロングヘアを手に入れるか。そこがポイントになってきます。僕自身もロングヘアのお客様には普段家で使ってもらいたいヘアケア製品をしっかり伝えます。
ただ、そう言ってもロングヘアのイメージ写真があったらあったで嬉しいです。そのお客様がどういうテイストの雰囲気が好きなのかを知るための重要なデータになるから。「この方は安室奈美恵の様な雰囲気が好きなのか…」そこからデザインのイマジネーションを膨らませれますからね。
今の時代、調べれば自分の好きなイメージなんて一瞬で見つけれます。恥ずかしがったり、面倒くさがらずイメージ写真があれば是非見せてくださいね♪
下北沢のクレイジージャーニー南壽タケルでした。
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